フルサイズとAPS-Cサイズのイメージセンサーの大きさの違いや、その他のイメージセンサーの大きさなどの理解がまだの方は、先にイメージセンサーとは?サイズ比較を読んでからコチラの記事を呼んで頂くと、より理解が深まると思います。
同じレンズを使っても、撮影可能範囲が違う
イメージセンサーの大きさが違いますので、同じレンズを使用して同じ場所から撮影したとしても撮影できる範囲が変わります。
※1枚目:フルサイズ(全て)とAPS-Cサイズ(緑色の範囲)の比較
※2枚目:APS-Cサイズでの撮影範囲
フルサイズでは全体を撮影する事が可能ですが、APS-Cサイズだと写る範囲(=画角)が狭くなる(緑色の部分=2枚目の画像)。
フルサイズに比べズーム(約1.5倍拡大)されたようになります。
※1枚目と2枚目の画像を比較
同じレンズを使用し、同じ焦点距離で撮影してもこれだけ違うのです。
※Nikon,PENTAX,SONYは約1.5倍
※Canonは約1.6倍
イメージセンサーが大きいフルサイズのほうが写る範囲(=画角)が広くなるという事は、広角レンズで撮影したい場合、APS-Cサイズよりもさらに広角にて撮影する事が出来ますし、反対に望遠撮影ではイメージセンサーの小さいAPS-Cサイズのほうがフルサイズよりもさらに望遠で撮影する事が可能となります。
レンズに注意!
交換レンズにも対応、非対応があります。
Nikon表記 | Canon表記 | |
フルサイズ用レンズ | FX | EF |
APS-Cサイズ用レンズ | DX | EF-S |
Nikon(ニコン)とCanon(キヤノン)では上の表のようになっております。
APS-C機に”FX”や”EF”などのフルサイズ用レンズは使用可能ですが、フルサイズ機に”DX”や”EF-S”などのAPS-Cサイズ用レンズをつけて撮影をすると、写真の隅が影になってしまいます。
※イメージ画像です
このようになりますので、フルサイズ機にAPS-C用レンズは使うことが出来ません。(上のイメージのようになってもいいのであれば使用可能)